とっても重要なイベントに出演させて頂きます。

それは15日に開催される「本音で語ろう! 生きやすさって何??」。

主催の暗器使いさんとは、私の本『全身当事者主義』でも対談させて頂いています。

初めて会ったのは、たぶん10年以上前。

彼は壮絶ないじめ被害者であり、男性の性犯罪被害者です。

初めて彼の「被害」についての話を聞いた時は、とても受け止めきれなくて、ただ頭がクラクラしました。

そんな彼が数年ぶりに開催するイベント。

虐待や暴力、性犯罪、そしていじめを受けた人間の「その後」にどんなことが起きるのか。そして、当事者は、周りはどうすればいいのか。

一緒に考える機会になればと思っています。

 

【タイトル】

トークイベント『本音で語ろう!生きやすさって何??vol.2』

 

【日時】

2016年10月15日(土)開場12時00分 /開演12時30分~終演16時00分

 

【会場】

新宿ロフトプラスワン(新宿区歌舞伎町1-14-7 林ビルB2 /JR新宿駅東口から徒歩7分 /TEL03-3205-6864 )

 

【料金】

1,800円(飲食別)

 

【出演者】

●暗器使い(当イベント主催者。いじめ被害経験者、男性の性犯罪被害者で、自身の被害体験や、いじめ問題や性被害の問題の深刻さを社会に伝える講演活動をしている。過去に新宿ロフトプラスワンで、「いじめは深刻な問題!!」など、いじめや生きづらさをテーマにしたトークイベントを複数主催)

●雨宮処凛(作家、活動家。いじめ被害経験者。愛国パンクバンドボーカルなどを経て、2000年に自伝的エッセイ「生き地獄天国」でデビュー。生きづらさや貧困問題についての著作を多く発表している。「生きさせろ!難民化する若者たち」「14歳からの戦争のリアル」「すごい生き方」など、著書多数)

●香山リカ(精神科医、立教大学現代心理学部映像身体学科教授。豊富な臨床経験を生かして、現代人の心の問題を中心に様々なメディアで発言を続けている。専門は精神病理学。NHKラジオ「香山リカのココロの美容液」でパーソナリティをつとめる。「しがみつかない生き方」「弱者はもう救われないのか」「悪いのは私じゃない症候群」など、著書多数)

●Tokin(アーティスト、イラストレーター。心理やメンタルヘルス、社会などをテーマに、柔らかな心象風景を作品にしている。自身の解離性障害、双極性障害との日常を描いたフリーペーパー「ゾンビ道場」を不定期発行中)

●水井真希(映造屋。出演、監督、脚本、スタッフその他。グラビアアイドルや役者活動を積み、2014年に自身の拉致被害体験を元に映画【ら】を監督。「終わらない青」「進撃の巨人-反撃の狼煙-」「虎影」「マリア狂騒曲」他、出演作品多数)

●市野善也(当イベント司会進行。ひきこもり経験者。過去にも当イベントの司会を担当している)

 

【主催者より内容説明】

今回のトークイベントの主旨は、『本当の本音で生きづらさを語り尽くすこと』です。

 

昨今、様々な生きづらさの問題について、昔より語りやすくなってきたように感じます。

いじめ、虐待、DV、犯罪被害、性暴力、性差別、不登校、ひきこもり、心の病、依存症、身体障がい、アダルトチルドレン、格差、貧困、ホームレス…など、

当事者が声をあげる機会も増え、それぞれテレビや新聞でも取り上げられるようになり、当事者でなくても関心を持つ人も増えてきて、「生きづらさを抱えていても希望はある!」と言う風潮が広まってきていると感じます。

 

ただ、その反面、何年経ってもその苦しみを克服出来ない、どんなに頑張っても報われず、生きる希望を持てないで苦しんでいる生きづらさ当事者に対しては、より一層厳しい目が向けられるようになったとも感じます。

例えばメディアは、「中学生の時いじめられていて毎日死にたいと思っていたけど、今はトラウマを乗り越えて楽しく生きている」、「長期のひきこもりをしていたけど、今は少しずつ外に出られるようになり社会復帰の一歩を踏み出している」というような、希望の兆しのある生きづらさ当事者ばかりを取り上げます。

その結果、いつまで経っても苦しみから抜け出せない当事者の問題が置き去りになり、それどころか、希望の兆しのない当事者が、あたかもワガママで甘えて努力をしていない、悪い人間であるかのように、誤解、非難されることもあり、問題だと感じています。

 

生きづらさを語れる世の中になってきた一方で、未だに何の支援も理解も無いまま社会から放置されている生きづらさの問題も沢山あり、今回のイベントでは、こうした問題に深く踏み込んで語り合いたいと考えています。

私の抱える生きづらさや、今まで講演活動や生きづらさを抱える当事者と関わってきたことで感じた疑問などを、トークの基盤&きっかけにして、様々な生きづらさの問題について、出演者同士で本音でとことんまで語り合い、問題を解決するにはどうすればいいか、死なないためにはどうすればいいか、心から笑って生きられるようになるにはどうすればいいかを、上辺だけの正論や綺麗事を取っ払って、真剣に考えていきます。

 

当日は、いじめ、心の病、自殺、性暴力、恋愛格差、その他様々な問題を取り上げます。

例えば「男性の性犯罪被害者への無理解の問題」や、「大人になっても昔受けたいじめや虐待のトラウマに苦しみ続ける人はどうすればいいのか?」、「貧困や孤独で追い詰められた人が通り魔殺人などの犯罪に向かうことがあるが、こういった犯罪者を出さないためには具体的にどうすればいいのか?」など、学者や専門家でも言及を避ける難しい問題にも多く踏み込んで、徹底的に語り合います。

 

非常に難しい試みですが、様々な生きづらさの問題について隠さず語れるようになってきた今の世の中だからこそ、根深い問題、残酷な問題、重苦しい問題まで掘り下げて話し合うことに意味があると思います。

綺麗事で終わらせずに生きづらさを語り尽くすことで、本当の意味での生きる希望も見えてくると思います。

 

生きづらさを抱えている当事者の方、様々な生きづらさの問題に関心のある方、ぜひ会場にお越し下さい。

出演者の本音トークを通じて、皆さまも一緒に、本当の生きやすさとは何か、考えてみませんか?

 

【当日のタイムテーブル予定】

●12時00分~開場

●12時30分~イベント開始。いじめ、虐待、孤独、自殺、憎しみ、貧困、ホームレスを主軸にした生きづらさトーク

出演:暗器使い、雨宮処凛、香山リカ、市野善也(司会進行)

●13時15分~性暴力、性差別、犯罪被害、二次被害、トラウマを主軸にした生きづらさトーク

出演:暗器使い、水井真希、香山リカ、市野善也(司会進行)

●13時50分~休憩

●14時00分~心の病、依存症、社会、対人関係、コンプレックス等を主軸にした生きづらさトーク

出演:暗器使い、Tokin、香山リカ、市野善也(司会進行)

●14時45分~出演者達との極限生きづらさトーク

出演:暗器使い、雨宮処凛、Tokin、水井真希、市野善也(司会進行)

●16時00分、イベント終了

 

【注意事項】

※料金は1800円のワンオーダー制(飲食別)となっております。事前予約などはございませんので当日直接会場へお越しください。

※会場内は撮影、録音共に一切禁止とさせて頂きます。出演者一同、自分の体験や内面を本音で語るデリケートな内容ですので、ご協力お願い致します。

※会場内で騒いだり、野次を飛ばす行為は固くご遠慮させて頂きます。イベント進行の妨げになる行為をされた方は速やかに退席して頂きますので、ご了承ください。

※講演にも著作権が発生します。イベントで聞いた内容の一部を引用し、書籍にして販売するなどの行為は、決してしないようお願い致します。